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大阪阿倍野の理美容専門学校、NHC（西日本ヘアメイクカレッジ）スタッフが全力でお届けする、お役立ちビューティーコラム。

「理美容業界のお仕事紹介シリーズ」最終回となる今回は【専門職】系の中でも【理容】に分類される職業を解説していきます！！

 

理容といえば、まず理容師を思い浮かべますよね？

理容師は国家資格の取得が必要なお仕事なので、ハードルが高いな〜と思うかもしれませんが、理容師免許が役立つのは理容師だけではないんです。

『理容師免許があると有利なビューティー系専門職』がいろいろあるんですよ！

 

ということで、今回紹介する職業は

・エステティシャン

・フェイシャリスト

・グルーミニスト

です！！

 

それぞれ紹介していく前に、まずは【理容師】の特徴について基本的なことをお話しておきますね。

【理容師】

理容師の魅力は何といっても、剃刀を使ったシェービングができるということ！！

お顔そりを仕事にしたい人は、理容師国家資格を取得する必要があります。

そして、女性を美しくするよりも、男性をカッコよくしたいと思う方は、美容師よりも理容師の方が向いているかもしれません。

 

理容師国家資格の実技試験では

カッティング、シェービング、整髪、用具類の衛生上の取扱いなどがあり、

頭髪の刈り上げと、顔のシェービングを同じウィッグ（人形）に行います。

この【理容師国家資格】を取得することで、職域（仕事の幅やできること）が大きく広がるのです！

 

では、さっそく見ていきましょう！！

 

【エステティシャン】

エステティシャンは、全身のキレイを磨くスペシャリスト！

ハンドマッサージやエステ専用マシーンによる施術で、お客様の顔やボディのスキンケア、小顔ケア、痩身ケアなどをするお仕事です。

 

高校生の読者さんの中には「エステを受けたことがない」という人も多いと思いますが、エステティシャンといえば「キレイなお姉さん」をイメージしますよね？？

実際、お肌がツルツルでキレイな方が多いんですが、それもそのはず。

エステティシャンにとって、なにより自分自身がエステの効果を表す見本のようなものです。

エステティシャン自身の肌がボロボロでキレイじゃなかったら、お客様をキレイにするといっても説得力がなく、プロとして信頼してもらえません！

エステティシャンとして活躍するには、技術や接客をしっかり身につけるだけではなく、常に自分の美を磨き続ける必要があるんです。

そして、お客様から「あなたみたいになりたい！」と憧れられる存在になって、「ここでエステを受けたらこの人みたいになれるかも！」という期待を抱いてもらうことがとても大切になってきます。

そんなエステティシャンは、『手に職がつく』プラス『自分もキレイになれる職業』として人気があるんです！

 

でも、職業選びには「歳をとっても長く続けられるかどうか」も大事なポイントですよね？

人は誰でも歳を取ります。そして、どんな仕事でも、歳をとったぶん、経験値が上がります。技術も上達します。

それはエステティシャンも同じ。

ただ、「お肌やスタイルがキレイな人にエステをしてもらいたい」というお客様の心理を考えると、現役エステティシャンとしては単純に年齢が若い方が有利な面が多い、というのは想像できると思います。

だからこそ、若いときから、将来40歳、50歳と歳を重ねていっても長く活躍できるように備えておけば安心ですよね。

 

そこで取得しておいて損はないのが【理容師国家資格】なのです！

 

実はエステ業界は

■無資格

■未経験

でも就職が可能な業界なんです。

「それなら、さっさと就職して知識や技術を習得すればいいのでは？」

「ヘアカットをする仕事じゃないんだから、お金も時間もかけて理容師の資格を取る必要なんてないのでは？？」

そう思われる方もあると思います。

もちろん、私もその意見は否定しません。

資格がなくてもお仕事ができるのですから、それでいいとは思うのです！！

 

ただ、エステ業界は、就職しさえすればお給料がたくさんもらえる業界ではありません。

大切なことは、売り上げをしっかり上げながら長くお仕事を続けられるかという点。

そこで【理容師】の資格が将来にわたって大きな強みになってくれるのです。

エステティシャンに理容師の資格が役立つ、というのはピンとこないかもしれませんが、ここで思い出してください。

理容師は「シェービング」ができるんです！

シェービングができることによって、歳をとっても売り上げを保って現役で活躍できる可能性が広がるんです！

なぜ？？と思われた方に詳しく解説します！！

 

お顔にはたくさんの産毛が生えています。

果物の『桃』を思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。

この産毛、髪色が黒い日本人は産毛も黒いんです！！

1本1本は目立たないけれど、顔全体を黒い毛が覆っている状態なんですよ。

これを、きれいにシェービングすると、お肌の色が２トーンくらい明るくなるのです！！

また、産毛は光を乱反射するんですが、シェービングできれいな肌表面にすることで乱反射を起こさないのでキレイなお肌に見えるというわけです！！

これだけでも十分なのに、シェービングによってさらに古い角質も落ちるので美しい肌になります。

そこに、ハンドマッサージや美容液の導入を行うことでエステの効果を高めることができるので、シェービングの技術がプラスαの強みになるのです。

 

また、シェービングは花嫁様をキレイにするブライダルエステでもニーズがあります。

ブライダルシェービングでは、ウエディングドレスから出る部分すべて、花嫁様の背中、うなじ、腕、指の毛までシェービングを行います。

もちろんブライダルシェービングも理容師免許が必須です。

そのため、ブライダルエステをしているサロンでは 【理容師国家資格】を持っているだけで、初任給が高いというサロンもあります。

 

シェービングができることで、

自分自身が年齢を重ね、 エステティシャンとしての活躍に陰りが見え始めたときには、

シェービニストとして、ブライダルシーンでの活躍も見込めるんです！

 

ですので、エステティシャンになりたいとお考えの方、

エステだけの専門学校に進学して学ぶのもひとつですが、【理容師国家資格】の取得も視野に入れて検討されてはいかがでしょうか？？

 

NHCでは、レディースシェーブも学べ、理容師国家資格を取得できる通信コース（通信600時間エステシェーブアカデミー）や、

日本エスティック協会の認定資格とシェービング技術、 理容師国家資格を取得できるコース（理容エステ科　エステ＆シェーブコース）がありますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

通信600時間エステシェーブアカデミーはこちら

 

理容エステ科　エステ＆シェーブコースはこちら

 

次にご紹介するのはエステティシャンとも共通する点もありますが、

お顔のケアのプロフェッショナルです。

 

【フェイシャリスト】

「フェイシャリストって何？」と思われた方や、初めて聞いたという方が多いかもしれませんね。

フェイシャリストは、お顔をきれいにするスペシャリストです！！

仕事内容は、 クレンジング、シェービング、フェイシャルマッサージ、さらには眉デザインや眉カットもできちゃいます。

 

スレッディングという糸で脱毛する技術もあるんですよ！！

肌に負担をかけることなく脱毛ができるので、美容に敏感な人から人気があります！！

意外と痛いのが難点ですが男性でも希望されている方が増えています。

最近は、フェイシャリストが活躍できるサロンも増えています。

興味がある方はぜひチェックしてください！

女性のお顔そり専門店、ZENON小町です（画像をクリック）

 

 

【グルーミニスト】

「グルーミング」と聞くと『ペット業界』をイメージする方が多いと思いますが、

ニューヨークではグルーミングサロンは男性をカッコよくする、男性の身なりを整えるサロンとして大人気です。

どんな施術をするのかというと、 ヘッドスパ、ネイルケア（爪磨き）、シェービング、フェイシャルエステ、マッサージなどです。

ヘアカットに来られるお客様に、プラスαのグルーミングメニューを提案・提供することで、特別感や高級感、リラックス、癒しを味わってもらうとともに、お客様単価をアップすることもできます。

また、理容師として一人前になる（お客様のヘアカットを任せてもらえるようになる）までには、ある程度期間を要しますが、

ネイルケアやマッサージは就職して間もない頃からお客様のケアが可能なため、早期に収入アップが見込めるというメリットもあります。

　　

今、空前のＢａｒｂｅｒブームと言われており、 業界誌では美容ではなく理容の特集が組まれることも多々あります。

理容室もとってもおしゃれになり、このグルーミングをメニュー化し、コースメニューを設ける高級志向の理容室も増えてきています。

お店もとってもスタイリッシュなんですよ！

 

今までは、美容師に比べて理容師を目指す人は少なく、なり手の数に30倍ほどの違いがあったのですが、

近頃は、美容師免許を持つ人が、シェービングを行うために理容師免許を取得する『Ｗライセンス』も流行っています。

実は、元美容師で美容学校教員である私も、最近理容師免許を取得しました。

理容師免許を取得することで、美容師免許ではできない技術を行うことができ、職域が広がり、息長くお仕事ができるからです。

 

これから少子高齢化が進むと言われている時代だけに、

訪問理容や美容の業界も注目されています。

そんな仕事に就こうと思った時に『理容師免許』が役に立つことがあると思います。

 

これから、『手に職を』と考えている方はぜひ、

『理容師免許』の取得も視野に入れてみてはいかがでしょうか？