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【理美容コラム】カラーリストがアドバイス☆ヘアカラーを長持ちさせる秘訣!
大阪阿倍野の理美容専門学校、NHC(西日本ヘアメイクカレッジ)がお届けする、お役立ちビューティーコラム。
今回は、NHCの卒業生で、NHC直営サロン「ZENON」でヘアカラーを担当してきたカラーリストが【髪染めのお悩み】についてお答えします!
ちなみに「カラーリスト」とは、美容師の中でも髪染めを専門にしている「ヘアカラーのスペシャリスト」です。
専門的なテクニックと知識を駆使し、お客様の髪質やなりたいイメージに合わせてカラーリングを行います。
近ごろはヘアカラー専門のサロンもたくさんあり、カラーリストを目指して美容学校に入学する人も増えているんですよ。
NHCにはヘアカラーをより詳しく学ぶための選択授業(アカデミー)もあって、お互いにカラーリングをしあって実験しながら、いろんな髪色・カラーデザインを楽しんでいます。
高校生の読者さんは、まだヘアカラーに馴染みがないと思いますが「卒業したら好きな色に染めよう♪」と楽しみにしている人も多いのでは??
でも、髪を染めるって、お金も時間もかかるわけで・・・
1回染めたらできるだけ長持ちさせたいですよね。
というわけで、今回は【ヘアカラーを長持ちさせる秘訣!】について解説していきます。
ヘアカラーのお悩みは「色落ち」が大多数!
「染めても、しばらく経つといつも同じ色になる…」
「前回、暗めのカラーにしたのに、もう明るくなっちゃった…」
「染めたてはこんな色じゃなかったはず…」
などなど…
ヘアカラーにつきものなのが「色落ち(褪色)」のお悩み。
ヘアカラーの色持ちは、染める色や条件にもよりますが、平均すると1ヶ月くらいです。
1ヶ月経てば染めていない髪も生えてきますので、ムラなくキレイな髪色を保ち続けるには定期的に染めるのがベスト!なのですが・・・
でも時間もお金もかかるし、もうちょっと長く色持ちすればいいのに・・・
みなさんも、お姉さんやお母さんなどから、そんなグチを聞いたことがあるのではないでしょうか?
カラーリストは当然、サロンでお客様から色落ちについてのご質問やご相談を受けます。
その際、「ヘアカラーが色落ちする理由」をざっとご説明した上で、ヘアカラーを長持ちさせるホームケアについてアドバイスをしていますので、ここでもお伝えしていきますね!
ヘアカラーはなぜ色落ちするの?
「なぜ色落ちするのか?」の前に、まず「そもそもどうやって髪が染まっているのか?」という髪染めの仕組みから簡単に説明します。
髪が染まる仕組みは、大きく2つの作用によるものなんです。
・髪の色素を脱色して、明るくする作用
・髪に色をつける作用
ヘアカラーではこの2つの作用を同時に行っていきます。
もともとヘアカラーをしたことない日本人の髪って、黒かったり濃い茶色だったりしますよね?
この黒や茶色に見せている色素をまずは脱色して、明るくします。
そうすると黒や茶色が、オレンジや黄色になるんです!
今度は、その脱色した髪の中に色素を入れて、お好みの髪色にしていきます。
これが「そもそもどうやって髪が染まっているのか?」の説明になります。
では、次に「なんで色落ちするのか?」について説明しますね。
髪の色素を脱色したり色素を入れたりして髪を染めるわけですが、髪の色素ってどこにあると思いますか?
答えは「髪の内側」です。
髪の外側にはキューティクルというウロコ状の膜があって、普段はぴったり閉じて髪の内部を守っています。
そして、髪にカラー剤を塗ると、外側のキューティクルがいったん開きます。その開いたところから内側の色素を脱色したり入れたりするわけです。
その後、シャンプーやトリートメントをすることでキューティクルはある程度閉じられるのですが、中にはキューティクルが開いたままの部分や、はがれ落ちてなくなってしまう部分も出てきます。
その部分は、キューティクルが機能せず、内側が守られていない状態なので、入れた色素がこぼれ落ちやすくなります…これが色落ちの原因なんです。
そのほかにも、紫外線や、ドライヤー・ヘアアイロンの熱によるダメージなども色落ちの原因になります。ダメージヘアはキューティクルが剥がれているので、色素が入りやすく、また抜けやすいのです!
そうして色落ちしてくると、元の黒髪の色素を抜いた色(オレンジや黄色)になってくるので、染めたてよりも明るくなり、黄ばみも気になる状態になってきます。
…というわけで、ヘアカラーの色落ちはどうしても避けられないものなんですが、長持ちさせる方法はあります!
しかも、普段の手軽なセルフケアで可能なんです。
ヘアカラーを長持ちさせるセルフケアとは!?
それは…「カラーシャンプー」や「カラートリートメント」を使うこと!
普段のシャンプー、トリートメントを専用のものに変えるだけなので、とってもカンタンです。
まずカラーシャンプーですが、カラーシャンプーには染料が配合されていて、シャンプーするたびに髪に染料が浸透していきます。
カラーシャンプーは、少しずつ色がつくという「ヘアカラーの色持ち維持に特化したシャンプー」。
髪を明るくする効果はないので、黒髪がいきなり茶髪になったりはしません。
では、どんなヘアカラーに、何色のシャンプーを使うか…?
ですが、基本的には、維持したいヘアカラーの色味に合わせて選びます。
赤やピンク系カラーの色持ちを良くしたいならピンクシャンプー、
黒染めを長持ちさせたいならブラックシャンプーというように、見た目通りに選べばいいものもあります。
ただし、アッシュ系には、通称「ムラシャン(紫シャンプー)」と呼ばれる青色や紫色のカラーシャンプーが有効です。
なぜかというと、アッシュ系は、見た目は灰色っぽいんですが、サロンで染める時に入れる色素は青や紫だからです。
日本人の黒や茶色の髪は色素を脱色するとオレンジや黄色になる、ということはすでにお話しましたね。そこへ反対色の青や紫を入れることで外国人っぽいアッシュカラーに仕上げているんです。
つまり、時間が経つと色落ちするのは青や紫なんですね!だから青や紫の「ムラシャン」で抜けた色を補えばいいわけです。
また、アッシュ系でもハイトーンのシルバーやグレー寄りのカラーなら、シルバーのカラーシャンプーが良い場合もあります!
ムラシャンかシルバーシャンプーか、どっちを使うべきかは、地毛の色の抜け具合によって変わります!
どっちを使えばいいのかわからない!という場合はもちろん、カラーシャンプーを使う際には、まずサロンでヘアカラーを担当した美容師に相談してみてくださいね!
ヘアカラーには色彩の知識が必要。見た目からはわからない意外な色が使われていることもありますし、ダメージの度合いなどによってカラーシャンプーを使う頻度に注意が必要な場合もありますので、訊いてみるのが早いし安心です!
以上、いかがでしたでしょうか?
ヘアカラーの世界は意外と奥が深くて面白そう・・・ですよね!
「ヘアカラー」や「カラーリスト」「美容師」のお仕事にちょこっとでも興味がある高校生の方!
NHCでは、いろんなビューティー体験が楽しめるオープンキャンパスを続々開催していますので、ぜひ、お友だちも誘って気軽に参加してみてください!
お待ちしています♪
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